2025/11/18 | ブログ
11月の研修会
地域連携室の吉永です。
11月は研修会が多い月です。
11/14(金)と11/17(月)に日置市中央公民館であった研修会に参加してきました。
簡単にご紹介いたします。
11/14は日置市高齢者権利擁護研修会がありました。
鹿児島大学病院 法医学分野教授の林敬人先生の講演で
「虐待を早期に発見し、支援を行うために有用な法医学
~虐待を示す身体所見を学ぶ~」がありました。
高齢者虐待の分類は
- 身体的虐待
- 放置(ネグレクト)
- 性的虐待
- 心理的虐待
- 経済的虐待
です。
主に身体的虐待について、法医学を用いて原因を探るといった内容でした。
知らないことが多くて大変勉強になりました。
11/17は日置市で第1回目となる「医療連携室・訪問看護ステーション連絡会」がありました。
まずは日置市から在宅医療・介護連携推進事業について、DNARプロトコールについての説明がありました。
在宅医療・介護連携推進事業とは、医療と介護の両方を必要とする状態の高齢者が、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、地域における医療・介護の関係機関が連携して、包括的かつ継続的な在宅医療・介護を提供することです。
DNARプロトコールとは、心肺蘇生を望まない意思表示をした患者が心肺停止状態に陥った場合に、救急隊が心肺蘇生を行わないという、本人や家族の意思を尊重するための救急活動の手順書です。
そして各事業所の現状と課題の共有がありました。
また、ACPの取り組み状況と課題の共有がありました。
ACPとは「アドバイス・ケア・プランニング(Advance Care Planning)」の略で、人生の最終段階に備え、自分が望む医療やケアについて、あらかじめ家族や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みのことです。
各病院のお話や訪問看護のお話が聞けて大変勉強になりました。
当病院において整形外科単科になりますが、医療従事者として知らないといけないことになります。
ACPを難しく考えないで、本人の望むこと・本人がしたいことなどに置き換えて考えていくとACPの取り組みが広がっていくのかと思います。
退院支援にACPを取り入れることで、またひとつ深みが出るのかと思いました。
患者様が入院してきたときは、当院でもしっかりと実践しなければなりませんね。





